消火するには

天井に火がとどくまでは消火できる

初期消火の限界は、一般的に「天井に火がとどくまで」と言われています。
わずか1~2分の間ですが、この間に消火できれば火災を食い止めることができます。

消火器の使い方

粉末消火器・住宅用消火器の放射時間は、小型(1.5キログラム)のもので12~18秒です。火元を確実にねらってください。
まちの防災訓練などに参加して、消火器の使い方を実際に体験してみましょう。

  • ホースのあるもの

    1. 黄色の安全ピンを上に引き抜く
    2. ホースの先のノズルを燃えているものに向ける
    3. 上下のレバーを握る
  • ホースのないもの

    1. 黄色の安全ピンを上に引き抜く
    2. ノズルを燃えているものに向ける
    3. 上下のレバーを握る

消火方法の例

下記のいずれも、基本的には消火器を使って消火します。消火器がなく、やむを得ず濡れシーツ等を使う場合には、やけどに充分注意してください。

  • 天ぷら油

    水をかけるのは絶対ダメ! 消火器を使う場合、鍋の縁や壁に一度消火液をぶつけます。濡れたタオルをかぶせる時は、手前から。火が消えたらガスの元栓を閉めます。また強化液消火器やスプレータイプの消火具を使って消火します。

  • ストーブ

    消火器がなければ、毛布など厚手の布をかぶせて炎全体を包み込み、真上からバケツで水を一気にかけます。(完全に火が消えるまでは、シーツをめくらないこと)

  • カーテン

    引きちぎってから消火(炎が上に燃え広がるのを防ぎます)

  • ふすま

    蹴り倒してから消火(炎が上に燃え広がるのを防ぎます)

  • 衣服に火がついたら

    地面に横になって、転がるようにして消します。立ったままだと勢いよく上に燃え広がり、全身やけどになってしまいます。

  • 電化製品

    感電する危険性があるのでコンセントには触れないように。ブレーカーを落としてから、水をかけるなどの消火活動を。

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