身の安全を第一に
初期消火ができなかったら、無理をしないですぐに避難してください。避難のタイミングを逃すと、命にかかわることにもなりかねません。
安全に避難するために

- 就寝する場所は避難しやすい場所で、2つ以上の避難口を決めておいてください。
- 一度避難したら、絶対に家の中に戻らないようにしてください。
- 服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く屋外へ避難してください。
- 高齢者や身体の不自由な方は、逃げるのが遅れがちです。避難の際には、優先的に避難させるようにしてください。(寝たきりの人は、毛布や布団に乗せたまま避難させます)
火よりこわい煙
建物火災で死に至った原因を見てみると、火傷による死者より、一酸化炭素中毒・窒息による死者の方が多くなっています。
煙の特性を知り、一刻も早く煙から逃れることが大切です。
火災による煙の移動のしかた

煙から身を守るために
- 煙のなかを逃げるときは、濡れたハンカチやタオルを鼻と口に当てます。
- 呼吸は、「鼻から吸って口から吐く」を繰り返します。
- できるだけ低い姿勢で、床スレスレのところに残っている空気を吸うようにします。
※煙は階段などの縦方向に一気に広がっていきます。